開拓魂 野本さん

愛づるプロジェクト2010
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開拓者野本健太郎

開拓者 野本健太郎

開拓する野本さん野本健太郎さんは67歳。
農業と向き合っておよそ50年。
20歳の時に腰痛となり、それ以来毎朝、新聞配達を行い腰痛を自力で治す。
また今は、月に2回 エアロビックス 50代からは社交ダンスと活動の輪を広げている。野本さんは毎年、パワーショベルを使い開墾。畑を作っている。

循環型農業と竹林

 野本さんの目指す農業は循環型農業。
そこで目をつけたのが竹林。
厄介者の竹林を如何にコントロールするか、敵を味方にがモットーである。

「竹は厄介者ですが、実は無限の可能性を秘めているんです」と目を輝かせて語る。
「無限の可能性?」
「そうですよ、例えば、枯れた竹の燃料化や農業資材にもいいですね」

地産地消と周年出荷

人参の写真「地産地消にも関心があるんです」
現在、息子さんと二人三脚で周年出荷に挑戦している。果樹を主体にして果樹が出荷できないときは野菜を出荷できるようにしている。だから毎年、開墾している理由が納得できる。
レモンの写真

将来の夢

野本健太郎さん
「自給生活です」鶏や羊を放牧します。エサはサツマイモのツルや野菜の葉っぱなどで補えます。もちろん主食のお米は栄吾米です。

1800年、和気郡大栗村大上(東大栗町大上)に生まれた上松栄吾が、四国霊場88か所巡礼の途中、土佐の山あいで発見した、一株の稲の変種を持ち帰り、品種改良を重ねて生み出したのが「栄吾米」。その栄吾米を野本さんは作っている。
「いい香りがして美味しいお米ですよ」
実際、収穫祭では好評で、野本さんの東大栗が発祥の地であるだけに敵地適作。
「みんなで力をあわせて夢の工房を作りたいんです」と野本さん。
生涯青春という言葉は野本さんにぴったりの言葉である。